作曲家サウンドデザイナー・上田靖博(やすひろ) のつれづれ特撮ブログ。
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2019年7月21日
「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」感想 その3(内容詳しく)
サウンド関連の感想書きましたが、
その他全体の感想色々書いておきます。(超長文です)
思った以上にマニア向けのネタ満載だったと書きましたが、
好きだから入れたくなるんですかね、やっぱり。
そゆとこいろいろ賛否の意見が出てそうですけど、
自分はいつも書いてますが、わりと面白ければOKって思う方なんで、
今回もすごく楽しかったです。
CGはほとんど気になるところなくて、
予告にも出てますけどかっこいいカットが多くて良かったですね。
そいえば思ったんですけど、
パシフィックリムで怪獣をKaijuって呼んでて、
パシリム2の最初の予告で怪獣をMonsterって呼んでたとき、みんなKaijuって言わなくなったって文句言ってましたけど、
意外とゴジラはモンスターで問題無いのね 笑
ではネタバレ感想
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けっきょく1回しか観れてないので、内容違ってたらすみません。
正直すでに細かいストーリー構成忘れてるとこあったり、、
出だしはなかなか、気持ち的についていくのに時間かかりました。
いきなり予告編で見たカットがどんどん出てきて。
え、もうモスラ幼虫の場面?
、、と思ったら、えもうキングギドラいくの??
ってすぐ復活!?
で間髪入れずにゴジラが近づいてる!!?
えええ、もうゴジラ対ギドラ1回戦!???、早い早い早い、、みたいな。
あの平成VSキングギドラのタイトルバックみたいな、
ゴジラとギドラが対峙するカット、
予告にも出てましたけど、もっと終盤でついに対決!みたいな場面なのかと思ったら、
すぐ出てきましたね。
そんな感じだったので、
映画全体でも一番テンション上がったのラドン出現シーンだったような気も。
それぐらいでやっと落ち着いて観れる気分になってきて、
火山から現れて、通過すると街吹っ飛びからの、
飛ばされそうな人が柱にしがみついてるっていう、超昭和な演出もやってくれてて、
ラドン来た〜〜イエ〜〜〜イ!ってなりました 笑
そしてそのままキングギドラと激突!
先のゴジラ対キングギドラもそうでしたが、もうちょっと戦ってる全体を映したカットも見たかった気がしましたね。
ラドンとギドラなんて、ぶつかる瞬間あたりしか全体の画がなかったような。
演出的に人間目線だからってことですかね。
でその流れでゴジラ対キングギドラ2回戦、水中戦!
ギドラの首ブチッと切られて、
え、あとずっと首2本になるの?
って思ってると、、
次の場面で首がうにょうにょ復活!
ええっ?!て思いましたけど、
マニアな知り合いと話してたら、
平成モスラ3で、
過去に行って、若い白亜紀ギドラを倒して現代のギドラを消滅させるつもりが、
尻尾だけウニョウニョ生き残ってたせいで現代のギドラが消えない、
っていう演出があったとか。
さっそくDVD観返してみると、
なるほど、、すっきり忘れてたわ 笑
ギドラももはやゴジラ細胞みたいなことになってたのね。
ま、トラッドが合体するみたいな演出もありましたしいろいろですね。。
でついでに、翼の先からバリバリ光線を放つ攻撃も、
そういうのあったっけ、って思ってましたけど、
この作品ですでにやってたのね。
このあたりも監督さん、観てて演出に取り入れたんでしょうかね、
よく見てますねぇ、自分忘れてましたけど。。
で、話し飛びましたけどその前に、
水中戦のところで、
唐突に登場のオキシジェンデストロイヤーが着弾!
ネットのニュースで出るって情報はありましたけど、
ちらっと映るとか話のネタとして出てくるとかそういうことかと思ったら、
なんとまあ、、
というかあれは、、、何ですかねぇ、
とりあえずどうやって作ったんだっていう 笑
そもそも水中の酸素破壊するってことで、キングギドラには効くのかしら。
あ、ゴジラも宇宙行ったときがありましたね、、
骨だけになるってことは、細胞内の酸素も破壊して溶解するみたいなことなんですかね、
オキシジェンデストロイヤーって。
ま、今回はギドラも慌てて逃げたから、うおお〜なんかヤバい!!って思ったんでしょうねぇ、
殺虫剤吹いた時のゴキブリとかそんな感じですよね。
しかし浮かんできた魚の死骸も骨にはなってなかったし、なんかやっぱり類似品ですかねあれは。
あの使い方で効くのかって気もするし 笑
そして、ゴジラのために自ら犠牲になる芹沢博士。。
初ゴジのオマージュ的なことですかね。
そういえば前作から出てた女性博士が序盤であっさり亡くなってしまったのも、
びっくり&残念でした。
次回のキングコング対ゴジラに、小栗旬さんが出るってことですけど、
ちょい役なのか何なのか見当つかなかったですが、
この流れからすると、渡辺謙さんのポジションってことなんですかね。
最後の戦いは、平成VSシリーズの怪獣演出が見られましたね。
モスラがやられてゴジラにパワーが乗り移るみたいのとか(自分は当時からそういう演出苦手だったんですけど、他で圧倒されてまあ許すってなりました 笑)
VSデストロイアでのバーニングゴジラみたいになるのもかっこ良かったですが、
放射能火炎を吹かずに体内でエネルギー爆発させるみたいな演出もありましたね、
もはやそこまでやるのか、って感じもありましたが 笑
モスラが糸でスパイダーマンみたいに、ビルの壁にギドラの首をビシッって押さえつけるのは面白かったですね。
最後のドラキュラ伯爵のように(?)お辞儀するラドン、そこはなんか海外作品っぽいな〜と思いました。
エンドロール後は何が出るかと思ったら、ギドラの首が、、
あれでコングがパワーアップ?とかいろんな予想が出来そうですけど、
個人的に希望を言うなら、メカキングギドラ出て欲しいわ〜 笑
とまあ、そんな感じで思ったこと書きましたが、
冒頭の、前作で破壊された都市の復興シーンって、平成の怪獣映画でよくありますけど、
オマージュっていうより話の流れで自然と入ってる感じでしたね。
あとマニア的には、キングギドラが宇宙怪獣設定だったのはうれしかったですけど、
モンスターゼロとか、怪獣を操るとか、各所で怪獣が目覚めるとか、
怪獣大戦争や総進撃を連想させるような、東宝特撮ニュアンスが感じられたのも良かったですね。
ただ、劇中ではあんまりキングギドラとは言わなくてほぼギドラと呼ばれてましたけど、
偽りの王みたいな設定だったからですかね。
あとは、ギドラ解放後の奥様博士の訴え。
怪獣が次々現れるのは、人類が地球環境を破壊し続けるからっていう、、
ここは平成ガメラ2の続きっぽいて思いました。
「ガメラの敵にはなりたくないよね」っていう。
そもそも前作のゴジラがだいぶ平成ガメラ的でしたしね。
作品としては、日本の特撮ファンには評判良さげでしたけど、
興行的にヒットはしてるものの、それほどドドンと行けてないみたいですね。
しかし存分に楽しめました。
ブルーレイ当然買いますけど、もう一回劇場行けたら行きたい感じ。